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水割りにいいのはどんな水?


お酒を嗜む人の中には水割りが好きな方も多いかと思います。ウイスキーやブランデーなどのお酒にこだわるのは大事ですが、水の方を水道水や普通のミネラルウォーターで済ませていませんか。
お酒に合わせる水もしっかり選ぶことでいつもより美味しく楽しめます。今回は水割りと相性のいい水について紹介します。

水の種類

水には大きく分けて「硬水」と「軟水」の二種類があり、どちらを使うかで水割りの仕上がりにも差がでてきます。水分中に含まれるマグネシウムやカルシウムの量によって「硬度」を求めることができ、この数値が高いと硬水に該当し、低いと軟水に該当します。口当たりや味の違いとしては、硬水はクセがあり、硬度が高いと少し苦味を感じるものもあります。軟水はあっさりしていて、味はこれといってしません。ヨーロッパなどでは硬水が主に使われていますが、日本は軟水が主に使われている地域なので硬水をはじめて飲むと口当たりなどに違和感を感じるかもしれません。

ウイスキーに合う水の選び方

二種類の水があることは分かりましたが、どうやって使い分ければいいのでしょうか。水割りに向いているといわれるのは「軟水」です。軟水はお酒になじみやすく、味や香りを引き立てるのでウイスキーやブランデーといった香りの楽しめるお酒には相性がいいとされています。反対に硬水を使って水割りをつくると、硬水のミネラル分がお酒の味や香りに影響を与え、かなり相性が悪い場合だとお互いの風味を損なってしまうこともあります。
もうひとつ水割り用の水の選び方があります。「仕込み水」という言葉をご存知でしょうか。ウイスキーをつくるときに使う水のことで糖化、発酵、加水といった一連の工程で使われている水を仕込み水とよびます。水割りをつくるときに仕込み水に近い硬度の水を選ぶことでよりよい仕上がりになります。
日本のウイスキーなら軟水仕込み、欧米のウイスキーなら硬水仕込みであることが一般的なので、仕込み水に近い硬度の水を使って水割りをつくると良い仕上がりになるので、こちらもひとつの基準として知っておくといいでしょう。また、使う水と同じような氷もあわせてつくることも水割りを楽しむ重要な要素になります。

水割りのスタンダードな作り方

目分量や感覚でつくってしまいがちですが、水やお酒などにこだわったならちゃんとした作り方でしっかりと楽しみたいですよね。意外と知られていない水割りの正しい作り方を紹介します。
1.氷をグラスの縁までいれる
このときに使う氷は前述の通り、お酒を悪のに使う水と同じ硬度のもの使用しましょう。
2.先にお酒を注ぎ、何回か混ぜます。
お酒を注ぐと氷に反応して希釈熱を出して全体の温度が上昇するので、しっかり混ぜて温度を下げましょう。
また、氷が溶けてしまったら同量の氷を追加をします。
3.注いだお酒2倍~2.5倍の水を注ぎ、数回かき混ぜて完成です。
割合を変えたり、水を変えたりすることで様々に味が変わっていくので、自分の好みに合ったものを見つけてみましょう。

冬場に水割りを楽しみたい場合は「お湯割り」がオススメです。水よりもずっと温度が高いためお酒のアルコール分が飛びやすく、ウイスキーやブランデーの香りがより楽しめます。お湯を先にいれてグラスをある程度温めておくなどのいくつかの違いはありますが、アルコール度数の高いお酒でもソフトに感じることができるのでこちらもオススメです。

おわりに

今回は水割りと相性の水を紹介しました。まずは軟水で割ってみてお酒の味を楽しみ、仕込み水に近い硬度の水を試してみると違いに驚くかもしれません。水を変えてみるだけでもお酒の見方が変わってしまうかもしれません。

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